アルバム『MUSIC MY LIFE』の収録曲解説
※このアルバムはドラム以外は全て自宅で収録し、音処理の全てを自宅で行っています。

インストゥルメンタルの作品。当初アルバムは10曲構成で考えていましたが、メロディが出てきた時、これは使いたいと考えました。本当はもう少し長めの曲にしたり、普通に歌付きも考えましたが、今回はあえてインストで、ショートに仕上げ、インパクトを残す形で作りました。今後この曲は違うバージョンに発展させたいと考えています。

アルバムのタイトルナンバー。B×Cを立上げる時最初に作った作品です。その時の気持ちをそのまま唄にしました。

ギターのリフから作ったシンプルなロックナンバー、SELFISHとは「わがまま」という意味です。歌詞は身近にいる可愛くて、ちょっぴりわがままな子をヒントに、最近のニュースや時事ネタを参考に考えました。

仕事中、外を眺めていた時、樹から枯葉が落ちてきました。その時、浮かんだメロディです。この曲の思い出は歌詞に苦労したことです。女の子の詩を書くのが初めてで、朝からマックに行って、ずっと詩を考えていましたが、全然思い浮かばなくて苦労しました。

今風のJ-POPナンバー、唯一のデュエット曲。この曲はPOPに、そしてリズムに乗りやすいよう、四つ打ちで作っています。ライブではアコースティックでやったりもします。この曲の歌詞には自分の思想や哲学みたいなものが出ているのかもしれないですね。

B×C立上げ前に作った曲です。そして、初めて自分自身と向きあって作った作品です。この曲を作っていく中、自分がどれだけ音楽が好きなのか良くわかりましたし、思っていること、言いたいことを唄で伝える意味を考えた作品でした。クロノスとは、ギリシャ神話に登場する『時』の神様、英語のクロックの語源です。

この曲はアルバムの中で言いたいことを一番言っている曲です。学生時代の就職する以前から今の仕事で思うことが歌詞のテーマになっています。モラトリアムとは学生が社会にでる前の猶予期間を表す心理学用語です。僕自身卒論のテーマでもありました。

尊敬する大好きなロックバンド「U2」のオマージュとして作った作品です。しかし作詞をして行く過程で、この唄は今まで自分が住んでいた街に対する思いを表現する曲へと変わっていき、何度も詞を練り直しました。この曲は最後にサビを持ってきていますが、個人的にはその後のギターソロとベースとドラムの掛け合いが一番好きです。

上手くいかなかった恋愛ソング、その時の気持ちがそのままメロディになっています。歌詞をまとめるのに苦労した曲でした。ストリングスはチェロを主体に使っています。

春はAiの作品で彼女自身初めて作った曲です。スローなラブバラードで彼女らしい作品です。

あえてアコースティックギターでのアレンジで作ってみました。最後に作った曲で、歌詞も一番最後でした。時間が経て歌詞も変化して行ったのですが、最後の一言が出てこなくて苦労しましたが、最後の言葉のワンピースが揃った時、自分でも納得が出来る作品となりました。

crepuscolo(クレプスコロ)は黄昏を表すイタリア語です。学生時代からの親友がいて、今は年に1回位しか合わないのですが、彼と久しぶりに会った時現れたメロディです。夕暮れ時、日が落ちた時、一日を振り返って思うことをイメージしてこの曲になりました。そして、アルバムの最後の曲ということもあり弦楽四重奏で作ってみました。黄昏は英語ではtwilightですが、この友人と以前一緒にイタリアへ旅行したので、このタイトルにしました。

Blog紹介

今回B×Cを結成しアルバムを作っていく過程で、本当に色々な困難がありました。そして、この作品を聴いてくれた方でも自分で音楽を作りたい、宅録で最後まで完成させたいと思っている人はいると思います。そこで、参考になるかはわかりませんが、この作品を作るまでのこと、曲作り、作詞、アレンジ、レコーディング、ミックス、マスタリング等技術的な事を含め、Blogで公開しようと思いました。このブログの中では更にディープに楽曲の事を掘り下げて紹介したいと思います。また、自分の考えや作品や音楽についても知ってもらいたいと思っています。興味ある方はどうぞ見て下さい。（Blogは現在準備中です。）